沖ノ島は館山湾の南端に位置している島で、南房総国定公園の一つです。
以前は 500m沖合いにあった島ですが、関東大震災による隆起などで、現在は陸続きになっています。島の周囲は1km程度の小さな島ですが、岩場と砂浜が混在し釣りが楽しめるほか、島内はヤブニッケイやタブノキなど温暖帯の海岸林で覆われ、海岸動植物が共存するネイチャーアイランドです。東岸は海藻の群落が目につきます。
西岸は海貝の採集に南岸は比較的水深が浅く、初心者もシュノーケリングが楽しめます。北岸は水深2m以深からは世界最北地域のサンゴの観察も可能です。
また島内には、「宇賀明神」という産業の神様が祀(まつ)られた神社があります。その昔、春になるとイワシの群れが島を囲み深紅に海を染めたと言われており、「宇賀明神の白蛇と深紅のイワシの出逢いが幸せを呼ぶ」と言い伝えられています。神社内には、赤い糸とイワシ網が設置されており、網に糸をハート形にして結ぶと「幸せが訪れる」として、カップルの間で近年注目を集めています。
すぐ近くの館山湾は波が穏やかで静かなので別名「鏡ヶ浦」と呼ばれ、海岸からは平らな波の彼方に富士山、相州連山が眺められ、特に富士山を望んでの落日は絶景です。
約8000年前の縄文海中遺跡もあり、沖ノ島を堪能するにはここを知り尽くしたガイドツアーもお勧め♪
「NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団」はこの沖ノ島を拠点にいろいろな体験メニューも用意しています。
※千葉県の「健康と癒しの森30選」に選定されました。
※整備された駐車場はございませんが、駐車スペースは多くございます。島へ渡る砂浜手前まで車で行くことが出来ます。